「居住支援」とは、住まいに関する支援を提供するサービスや活動のことです。これは、特に住環境に困難を抱えている人々を対象に、生活の安定や向上を目的とした支援を行うものです。具体的には、以下のような支援が行われます。
- 住宅確保支援
●住宅の確保
低所得者や障害者、高齢者などが、安定した住居を確保できるようにサポートすること。例えば、公営住宅や民間賃貸物件の斡旋や支援金、家賃の助成などがあります。
●住宅確保給付金
住宅を借りるための初期費用や月々の家賃の補助を行う場合もあります。
生活保護を受ける際の家賃補助は
箕面市・池田市・・・39,000円
豊中市・・・・・・・42,000円
※共益費などは含まない家賃のみです。
となっております。 ご相談ください。 - 住環境の改善
●生活支援
住まいに関する日常生活の困りごとに対応する支援。例えば、掃除や家事の手伝い、住宅設備の修理・点検、住居内でのバリアフリー化など。
●転居支援
住環境が不適切な場合や、住んでいる場所が変わらざるを得ない場合に、移転先を紹介したり、引っ越しをサポートすること。 - 地域とのつながり支援
●地域社会への統合
住んでいる地域でのコミュニティとのつながりを深めるためのサポート。孤立しがちな高齢者や障害を持つ方々のために、地域の活動に参加しやすくするための支援や助言が行われます。 - 緊急時の住居支援
●災害後の支援
自然災害などで家を失った人々に対して、避難所の提供や、仮住まいの手配など、急を要する住居の確保支援。
●生活保護との連携
生活困窮者には、住居を失った場合に生活保護を受ける手続きを支援したり、住居を見つけるためのサポートを行うこともあります。 - 政策的な支援
●住宅政策
自治体や政府が行う住宅政策の一環として、居住支援が行われることもあります。例えば、住宅手当、住居補助、家賃補助などの支援策が含まれます。
●民間団体の支援
社会福祉法人やNPO法人などの団体が行う、住宅に関連する支援活動もあります。 - 特定の支援が必要な人への支援
●障害者や高齢者向け支援
障害がある方や高齢者向けに、住居内での安全性を高める支援(バリアフリーの設置など)や、住居環境を適応させるための助言・サポート。
●精神的な支援
生活が困難な状況にある人々に対して、心理的なサポートやカウンセリングを提供し、住環境に対する不安を軽減する支援も含まれることがあります。
このように、居住支援は単なる住まいの提供にとどまらず、生活の質を高めるために、広範囲な支援を提供するものです。
ご相談からご入居までの流れ
1.まずはお電話で住まい探しのお悩みをご相談ください。
→福祉サポートホーム TEL:072-737-7755

2,住まい探しをします。もちろんお部屋探しから、ご契約手続きまでしっかりサポートします。

3,安心して居住できるように、ご入居後の心配ごともご相談承ります。
主な業務のご案内
賃貸住宅への円滑な入居のための相談や情報提供
民間賃貸住宅に円滑に入居できるよう、入居するにあたっての相談や情報提供を行います。
見守りなどの生活支援
住宅確保要配慮者への見守りサービスの紹介や万が一の場合の家財整理など入居した後も安心した生活が送れるよう支援を行います。
その他付帯する支援
緊急連絡先の引受、就労支援、家財処分、遺品整理など入居者の住まいの確保や家主の不安解消のため支援を行います。

女性限定!学生歓迎!高齢者歓迎!外国籍の方も可!
自社物件のワールドハーモニーは、女性限定の安心のお部屋で、様々な方にご入居いただいております。

・家具、家電付き(残置物となります)
・インターネット無料!
・駐輪場、バイク置き場無料!
・バス停まで約50m(阪急バス間谷住宅2)
・スーパー(アプロ)まで350m
・コンビニ(ファミリーマート)まで800m
箕面市は、大阪府の北部にある自然と都市が調和した街です。
大阪市内からのアクセスも良好で子育て世代から高齢者まで安心して暮らせます。
そんな箕面市内でも、こちらの物件がある粟生間谷東は、
国定公園「明治の森箕面公園」にも近く「静かで安心できる暮らし」と「都心へのアクセスの良さ」を両立できる、魅力的な地域です。
お問い合わせはこちらまで
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令和7年度「箕面市居住支援協議会設立準備室 研修会」から
この研修会は2025年11月12日(水)13:30~16:00、箕面市立船場生涯学習センターで開かれ、箕面市議会議員や池田市議会議員のかたを含む総勢60名が出席しました。
まず、<講演Ⅰ>で吹田市都市計画部住宅政策室の民間住宅支援担当が「居住支援団体・不動産関係団体・行政の相互連携の必要性について」と題して報告しました。
それによると、吹田市の居住支援協議会は令和5年2月24日の設立。きっかけは、吹田市住生活基本計画の改定を令和3年度に控えていたことでした。担当者は、設立までの経緯を次のように報告しました。
⚫︎設立までの経緯
令和2年度 「先進事例の調査・研究」
豊中市、宝塚市、神戸市へのヒアリング、居住支援協議会設立の必要性について検討
令和3年度 「福祉部局、福祉団体との意見交換」
福祉総務室、高齢福祉室、みなと寮、吹田市福祉協議会との意見交換
令和4年度 「設立に向けた参画依頼、体制整備」
不動産団体、吹田市社会福祉協議会に参画依頼
吹田市居住支援協議会設立準備説明会・研修会
そのうえで、設立に向けてどんな課題が見つかり、分析や対処を行ったかについて述べました。
⚫︎居住支援協議会設立に向けた課題と分析
▷事務局の担い手をどうするか → 居住支援団体(みなと寮)と地方公共団体(住宅政策室)の共同事務局に
▷参画メンバー(構成員)は
居住支援団体は法人、不動産関係団体は団体
※互いに接点がなく、理解が薄い 不信感が生じることも。住宅政策室が両者の媒介になって対応
▷国庫補助金の縮小傾向への対処
→令和7年度は吹田市居住支援協議会事業運営補助金として600万円を交付決定済み
各機関の協力で、住居を求める人への相談機能も拡充したといいます。具体的には――
▷吹田市居住支援協議会の相談対応モデル(流れをつくった)
相談受付➡居住支援団体派遣➡物件募集➡物件選定➡賃貸借契約➡入居
▷吹田市居住支援協議会の相談実績から~ 相談者属性では、令和5年度・6年度ともに精神障がい者がトップを占めていると分かった
▷相談元 地域包括支援センター・介護施設、障がい者相談支援センター・障がい者相談支援事務所、生活困窮者自立支援センター
続いて<講演Ⅱ>で、大阪人間科学大学人間科学部の石川久仁子さんが「安心してくらしを続けることを支える~いま、求められる居住支援~」というテーマで話しました。石川さんの講演のポイントは――
Ⅰ 地域福祉の基盤としての住まい
「家族や近隣の人々、知人などとの社会関係を保ちながら、誰もが自分らしく、
地域住民の一員として暮らすことができる状態(地域社会)を創っていくこと」
人々の暮らしは居住環境に大きく影響されている
Ⅱ 居住支援とは何か
居住支援の原型はホームレス支援の中から生まれた
A:入居支援
<例>不動産業者の紹介、賃貸借契約時の保証人、緊急一時保護(シェルター)、一定期間の宿泊場所や衣食の提供(一時生活支援)、団体(法人)で借り上げた住宅や自施設への入居支援、アパート等の賃貸借契約の支援
B:居住生活支援
<例>支援プラン・計画の作成、緊急通報対応、定期または随時訪問(見守り、声かけ)、保健・福祉サービスの提供、コーディネイト、医療的サポート(服薬管理、体調の観察、入院時の面会、医療的サポート等)
C:連帯保証人問題の解決
Ⅲ なぜ居住困窮に陥るのか
「居住困窮は単独の理由でもたらされるよりは、複数の出来事が次々と発生し、当事者が対応できなくなった状況でもたらされている」
〔複数の理由〕収入がない、初期費用がない、連帯保証人に困る、適当な物件がない、入居拒否(高齢・障害)、探し方がわからない、家族とのトラブル、その他
Ⅳ 求められる居住支援とは
「居住困窮状態にある本人の居住力を再生、支え高めていくことが核」
▷まず居住困難状態を脱すること
▷相談できる人、見守る人がいること
▷当事者自身のペースでのゆるやかにつながること
▷防音、説明、家賃、立地などが整った住まいで暮らすこと
以上

